「天神書店戦争」と呼ばれた90年代

天神地下街にはかつて福岡金文堂がありましたが、2013年に閉店。積文館書店が閉店すれば、天神地下街から書店がなくなります。

1990年代後半、福岡市天神には大型書店が次々と出店し、「天神書店戦争」と呼ばれました。

1996年には岩田屋Zサイドに、全国初の喫茶店方式を取り入れた「リブロ」

1997年には大丸福岡天神店に「紀伊國屋書店」が出店したほか、「丸善」がイムズから福ビルに移転して新装オープン。

福岡三越には「八重洲ブックセンター」が出店しました。

転機が起きたのは2001年。メディアモール天神に在庫数150万冊、西日本最大級の「ジュンク堂書店」が出店し、競争が激化。

紀伊國屋書店や丸善など書店の閉店が相次ぎました。

天神エリアで閉店した書店は2010年から14日閉店する積文館書店天神地下街店まで合わせて13店舗。

現在、福岡天神にある書店は西通り沿いに移転した「ジュンク堂書店」と岩田屋本店内にある「文喫」、新天町にある「福岡金文堂本店」と「積文館書店新天町本店」の4店舗のみとなっています。