警報センサー 鳴らないよう上にずらす

また、今年5月には浸水量が増加したため、浸水を知らせる警報が鳴らないように、従来よりおよそ60センチも高く警報センサーをずらしていました。

これらの隠ぺいについてJR九州は、全て田中渉前社長の指示だったと明らかにしています。

JR九州 松下琢磨 常務執行取締役「2月の12日でも報告をしない、そして2月13日現物を見て報告をしないということを決めたのはトップ田中でございます」

5月末にようやく国に報告

クイーンビートルは、最終的に、1メートルの浸水が発生したことで警報が鳴り、JR九州高速船は、ようやく国土交通省へ報告。

不正は抜き打ち監査で発覚

一連の不正については、8月6日、国土交通省の抜き打ちの監査で発覚しました。

クイーンビートルをめぐっては去年6月にも浸水を報告しなかったとしてJR九州高速船は国交省から行政処分を受けています。

再発防止策として、安全確保のための改善報告書を提出したにも関わらず、今回、発覚した安全をめぐる不正。