まもなく9月に入りますが、まだまだ厳しい残暑が続いています。

6月には企業に熱中症対策が義務化された中、働く人を暑さから守る「遮熱シート」が全国的に広がっています。

遮熱シートを開発・販売する福岡市の企業を取材しました。

「もう耐えられない」遮熱シートを導入した木材加工会社

福岡県うきは市で木材加工品の製造・販売を行う堤木材です。

工場の屋根の内側に張られているのは遮熱シート。8月15日に導入しました。

連日の猛暑でこれまで日中の工場内の温度は、40℃近くまで上昇。大型の扇風機を設置するなどして暑さ対策を取ってきました。

しかし...

堤木材 堤豊仁社長
「年々暑くなってきて、工場の方も屋根はあるけどもう耐えられない温度になってきて、数年前から空調ベストとか水の環流ベストを配布していたが、暑くなりすぎると熱風を増すだけで何も役に立たないということで遮熱しかないなと思って」

新たな暑さ対策として4棟ある工場のうち、2棟に遮熱シートを導入しました。