近代五種 ロス五輪から“激変” 馬術廃止でSASUKEが採用

さらにパリオリンピックで佐藤大宗選手が日本勢初の銀メダルを獲得し、注目が集まった「近代五種 」ですが、ロスオリンピックでは激変します。
今大会までの「近代五種」は▼馬術 ▼水泳 ▼フェンシング ▼レーザーラン(射撃+ラン)でしたが、次のロスオリンピックから馬術が廃止になり、障害物レース(SASUKEを基に考案)に変わります。
2022年にトルコで開催されたテスト大会では「そり立つ壁」「うんてい」が採用されました。
今回、銀メダルを獲得した佐藤大宗選手は4年後についてこのように話してくれました。

パリオリンピック 近代五種 銀メダリスト 佐藤大宗選手
「 結構ワクワクしていますね。馬術が無くなるのは本当に悲しいことなんですけど、SASUKEみたいな競技になるので、SASUKEになったら体つきも変わるので、かっこいいボディをまず作ってロサンゼルスで自分が代表になれたらメダルを取りたいなと思っています」
井上貴博キャスター:
(廃止や追加種目になることについて)他の各競技は今後、どのように発信していくのでしょうか。頑張っていただきたいですね。

元競泳日本代表 松田丈志さん:
これはオリンピック種目の共通の課題です。オリンピックは4年に1回という大きな打ち上げ花火ではあるのですが、大事なのは日常です。
日常的にそのスポーツを楽しんで見てもらい、応援してくれるファンを増やしていく活動は地道に行っていかなければいけません。今後、結果が出た種目もそうではない種目も勝負だと思います。
馬術については、馬を競技場に運ばなければいならないので、かなり負担が大きかった。より競技に取り組みやすくするという意味でSASUKEに変ったのでしょうか。SASUKEのレジェンドの方々は何か関わりが出てくるかもしれませんね。
井上キャスター:
専属コーチなど考えていかないといけませんね。
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<プロフィール>
松田丈志さん
元競泳日本代表
五輪4大会出場 4個のメダル獲得
JOC理事
宮崎県出身 3児の父