獣医は「これは犬ではなくクマです」

黒い生き物をみた獣医は、「これは犬ではなくクマだ」と。

倉敷市保健所に電話で連絡すると「元いた場所に放してください」といわれ、住人は、クマが見つかったあたりに放したといいます。

住人はその後も気になってクマの姿を探しましたが、しばらく目撃情報はありませんでした。

大きさからクマの赤ちゃんとみられ、母親と離れた場合には、生きていくのは難しかったのかもしれません。

住人がクマを住宅街に放して約3週間たった頃、「クマを元いた場所に放した」という事情を知ったYさんが、改めて保健所に問い合わせたところ、「クマが捕獲されることは想定されておらず、イタチやタヌキを捕獲した場合と同様の対応になった」と説明があったということです。

RSKの取材に対し、倉敷市保健所の動物管理係は「クマは管轄外なので、見つけた場合は岡山県に相談してほしい」と話していました。