初の「南海トラフ地震臨時情報・巨大地震注意」とは…
2019年に運用が始まりまった「南海トラフ地震」の臨時情報は、南海トラフ沿いで地震発生の可能性が普段と比べ相対的に高まっていると評価された場合に気象庁から発表される。
これは、南海トラフの想定震源域やその周辺でマグニチュード6.8以上の地震が発生するなどした場合、速やかに専門家による調査が始まり、2時間程度で評価するものだ。
評価は3段階で「巨大地震警戒」「巨大地震注意」「調査終了」がある。
▼巨大地震警戒は、備えの再確認に加え、人によっては事前避難が求められる。
▼巨大地震注意は、今回発表されたもので、備えの再確認などが呼びかけられる。
ただ、調査終了と評価された場合でも、大規模地震の起きる可能性が無くなったわけではないので、その点に注意しながら通常の生活を送ることとなる。
なお、「巨大地震注意」の場合、過去のデータを踏まえれば、マグニチュード8クラスの大規模地震の発生確率は、通常0.1%程度だが、今回の地震で、1週間以内の発生確率は約5倍の約0.5%に高まったとのこと。