地震発生の可能性は
今回発表された「巨大地震注意」では、地震発生の可能性はどれほど高まったのか―。
気象庁によりますと、過去のデータを踏まえれば、マグニチュード8クラスの大規模地震の発生確率は、通常0.1%程度だということです。それが今回の地震で、1週間以内の発生確率は約0.5%に高まったということです。
巨大地震が1週間以内に発生する頻度は、「巨大地震注意」の場合、数百回に1回、「巨大地震警戒」では十数回に1回とされています。
そうした中、私たちはどのような備えをすればよいのか―。

まずは、家具の固定など住まいの安全対策。水や食料などご家庭での備蓄と非常時に持ち出すものもチェックをお願いします。そして、周辺の避難場所とルートの確認。沿岸部にお住まいだったり滞在したりしている場合は津波からの避難も考える必要があります。ポイントは「海からより遠く」より「より高い場所へ」です。また、家族との間でいざという時の連絡手段を確認しておくようにしましょう。
愛媛県は「備えは一定期間、続けてほしいが、冷静に日常生活を送ってほしい」と呼びかけています。