■ 人材の育成とSDGs
SDGsをテーマにしたこのレストラン、食材には傷物として市場には出回らない規格外品の農産物を使用。
各料理人の特色を生かし趣向を凝らしたコース料理が運ばれていきます。

「めっちゃ美味しかったです」
「いろんな食材のうま味が詰まっていて、おいしいです」

--あの黒いのはなんですか?
調理 スタッフ
「炭と卵白とお塩。香りがすごいですよ」

学生
「お腹空きました」
「食べたいです!」

そして、コース料理の中には、なんとカレーも!?
調理スタッフ
「ふぐをお出ししていると思うんですけど、そのふぐと黒毛和牛の骨と筋から出汁を取って作ったカレーなんで」

フランス料理 Ohmori 大森 雄哉さん
「パリでも定番になっていて。お出汁が余るじゃないですか?それを翌日にカレーにして。ミシュランからも言われたそうです、カレー出すなら星あげないって。それでも中山さんは出すから、星がつかないって」

来場者
「別格よね、これ!初めて出会う味」
「盛りだくさんの味が詰まっている」

もったいなかレストランは無事に終了。学生たちもホッと一息です。
学生
「とりあえず一段落」
「体力よりも精神的な方、結構消費しました。何か持っていかれました、私たちの何かを」
コロナ禍で大きな痛手を負う飲食業界。そうした中でも、このイベントがプロを目指す若者に少しでも飲食業の楽しみを伝えることができればとシェフ達は語ります。
大森シェフ
「続けてほしいですね。辛いことの方が多いから、志を高く持って料理の世界に飛び込んでくれると、大成すると思うんですよね」

北川さん
「楽しんでもらいたい!美味しいと言ってもらいたい!という純粋な気持ち、これを僕たちが仕事を通して伝えられるといいな」
中山シェフ
「若い子が夢を持てるような自分たちでいないといけない」

学生
「勉強すればするほど興味が湧いてきて、お客さんを喜ばせられるような職人になりたい。自分を伸ばしていきたい。誇れる自分になりたい」
