小林製薬が販売した「紅麹」を巡る健康被害問題で、岩手県は8日製品を摂取した岩手県内の1人が死亡したと発表しました。県内で製品との関連が疑われる死者が確認されるのは初めてです。
岩手県によりますと、大阪市からの依頼を受けた県内の保健所による調査で紅麹との関連が疑われる1人の死亡が明らかとなり、県から厚生労働省に報告したということです。

この1人は医療機関は受診したものの、入院はしていませんでした。
県はこの1人の性別や年齢、死亡した時期などは公表していませんが、小林製薬から厚労省への報告の遅れが問題となっている全国の76人の死者のうちの1人だということです。

小林製薬の紅麹製品を摂取した人の死亡が県内で確認されるのは、これが初めてです。