■マスクに付着したウイルスで購入者に病気がうつる可能性も
このやりとりから3日後、レターパックが届いた。

記者
「品名は『衣類』と記載がありますね。ビニール袋に包装されて、使用済みのマスクが3枚ですかね、入っていました。口紅のような跡がついていますね。化粧の跡でしょうか、汚れも付着しています」

確かに、マスクが3枚入っていた。口紅などの跡がついていて、実際に着用していたことがうかがえる。
SNSで売買される使用済みのマスク。衛生上、問題はないのだろうか?専門家は…

京都府立医科大学 感染病態学 廣瀬亮平 助教
「新型コロナウイルスですと、だいたいサージカルマスクで最長で7日近くくらいまで(ウイルスが)生き残る可能性があると示唆している論文もありますので、元々(マスクを)していた人の病気が、もらい手にうつる可能性も十二分にある」
■バイト感覚「タイツ、靴、靴下…売れるものなら何でも売る」
しかし、使用済みのマスクを売る人は後を絶たない。都内に住む20歳の大学生は、アルバイト感覚で売り始めたという。
使用済みマスクを販売する女子大学生(20)
「マスクとか、洋服とか、あとなんだろう。結構売れるものだったら何でも売ってます。タイツ、靴、靴下…」
ーー靴下?
大学生
「コロナで暇になったのもあるし、なんだろ、なんか楽に稼げるんだったらいいかなと思って」

ーー怖くないですか?
大学生
「実際に会うわけじゃないので」
ーー本当に着用したものを売っているのか、それとも、新品を使用済みに見せかけている?
大学生
「いや〜、見せかけてはいないですね。なんかいっぱいいますね、連絡くれる人は。そういうフェチというか変態みたいな。最初気持ち悪くて戸惑ってたんですけど、慣れれば平気でしたね」