初の「南海トラフ地震臨時情報」発表

南海トラフ沿いでマグニチュード6.8以上の地震が発生した場合や、通常とは異なる地殻変動が観測された場合に発表されるのが、「南海トラフ地震臨時情報」です。

評価・検討の結果、「巨大地震の発生する可能性が 平常時に比べて高くなっている」と判断されれば、その切迫度に応じて「巨大地震注意」または、「巨大地震警戒」が発表されます。

この情報は、普段の生活を維持することを基本としつつ、「巨大地震注意」では、
地震への備えを再確認すことが求められるほか、「巨大地震警戒」では津波からの避難が間に合わない一部のエリアや、避難に支援が必要な人には、およそ1週間、
事前の避難が求められます。

臨時情報が出た場合、統計的にはマグニチュード8クラスの巨大地震が1週間以内に起こる可能性は通常より高まっていますが、「巨大地震注意」で数百回に1回程度、「巨大地震警戒」で十数回に1回程度と、実際に起こる確率が決して高いわけではありません。

この情報が出たからといって必ずしも南海トラフ地震が起こるわけではありません。落ち着いて行動してください。