南海トラフは「海と陸が出合う場所」 太平洋の海底にのびる崖

河内・室戸岬(2024年6月1日撮影)

高知県の室戸岬にある展望台。「恋人の聖地」をうたうロマンチックな看板がある場所からは太平洋を一望できます。一方、その看板のすぐ近くには別の古びた案内板が設置されています。「南海トラフ」についての説明です。

河内・室戸岬の展望台(2024年6月1日)

そこには「海と陸が出会い、新しい大地が誕生する最前線」と書いてあり、室戸岬から140km先の沖合いの太平洋の海底に位置していると説明してあります。

南海トラフは、海側のフィリピン海プレートが陸側のユーラシアプレートの下に潜り込んでいる場所です。この2つのプレートの境界付近が広い範囲で大きくずれるため、巨大地震となります。