待ち合わせなどのために「位置情報共有アプリ」を使用している方も多いと思います。便利な一方で、居場所が特定されてしまうため、ストーカーなどの被害にもつながりかねません。被害の実例を取材しました。

◆便利なGPSアプリだが……


RKB本田奈也花「GPSアプリは、位置情報を共有するものです。アプリを開くと、一目で位置がわかります。今、カメラマンさんは福岡タワーの方にいるようです。行ってみましょう!……あ、いましたよ。カメラを構えている方がいます」


街の声「友達がどこにいるか見るのに使っています」「怖くて、やってないです。『やっていない』と言うと、驚かれます」

若者を中心に普及している位置情報共有アプリ、しかし、こんな危険性もはらんでいます。

◆恐怖「後をつけられた……」


女性「知り合いだと思って追加したんですけど、全く知らない人で、後をつけられたりして」


こう語るのは、専門学校に通う18歳の女性です。高校1年の時、GPSで自分の今いる場所を共有できるアプリに、知人と同姓同名の男性を誤って登録してしましました。

女性「『初めまして』みたいなのが来て、『あ、違う人だ』ってなって。その時はあまり怖いとは思っていなくて、そのまま追加しっぱなしだったんですけど」

位置共有アプリに知らない男性を登録したまま放置していた女性は、やがてこの男性に付きまとわれるようになります。


女性「学校の帰り道なんですけど、そのアプリを開いたらずっとついてきたり。連絡が来るんですよ、『今会える?』みたいな」