株価乱高下 アプリも一因? 自動設定で売りが加速か

南波キャスター:
株価乱高下の要因について、みずほリサーチ&テクノロジーズの酒井才介主席エコノミストによりますと「株取引アプリの影響も要因のひとつと考えられる」といいます。

株取引アプリはスマートフォンやタブレットで▼国内・外国株式の取引 ▼保有資産の収支 ▼投資信託の発注・管理 ▼AIによる変動分析などができます。
酒井主席エコノミストは「自動設定で『元本割れ直前に売り』などを設定すると自動的に売買する“アルゴリズム取引”の影響で売りが売りを呼ぶ結末になったのではないか」とみています。

その一方で、6日の東京株式市場は記録的な反発となりました。これは5日、マーケットを主導する外国勢が投げ売りした結果、“売られすぎ”状態となった市場で、急落した銘柄を買い戻す動きが広がったからです。
酒井主席エコノミストは「短期で値を戻すということは、アメリカの先行きと日本経済の足もとがそこまで悪くないという表れ。過度に一喜一憂せず、冷静な判断を」といいます。
井上キャスター:
リスク判断は自分の責任で。自分の身は自分で守るということですね。
産婦人科医 宋美玄さん:
ゼロになってもいいくらいのお金しか投資しないのがいいのかなと思います。
ホランキャスター:
自分自身の投資戦略をしっかり決めておかないと、今回のようなことが起きると狼狽してしまいます。改めて見直さなければいけませんね。