「解剖願は捏造だった」

「いったい何が目的だったのかと思います。ましてや解剖願を捏造してまで、人の体を切り刻んで、もう、人間の尊厳を踏みにじっていますよね。同意なき解剖をされた、解剖願は捏造だった、そういう行為が行われたことに対して、何かに気付いてほしい」

解剖録などの資料は本来、遺族に限って見ることができるものです。三好さんは「少しでも自分のこととして受け止めてもらいたい」との思いで取材に応じてくださいました。

そしてコメさんの次男が先日ご紹介した、社会と闘った回復者、政石道夫さんです。三好さんは道夫さんの意思を継ぎ、すべてを明らかにしてコメさんの無念を晴らしたいと考えています。