「どつきまわすぞ」「なんで4なないの」SNS上に投稿されたコメント
大阪府門真市に住む50代の女性。2年前、最愛の1人息子、Aさん(当時15歳)を失った。生きていれば18歳、高校3年生のはずだった。
(Aさんの母親)「服にすごく興味を持っていたときだった。人が好きやし、何より友達と遊ぶことが優先で、友達をすごく大事にしていた子ですね」
Aさんは地元の公立中学に通う3年生だった。特にバスケットボールが好きだったという。母親思いな一面も。10歳の時に母親に宛てて書いた手紙が残っている。
【手紙より】『ぼくを産んでくれてありがと。ぼくはこれから自分の命も大せつにします』
優しかったAさんが自ら死を選ぶまでに追い込まれたのは、同級生からの「いじめ」が原因だった。
「どつきまわすぞ」「なんで4なないの?」…これは、SNS上でAさんのアカウントに投げかけられたコメントだ。匿名でコメントできるアプリで、「死ね」「非人権」などAさんを否定するような内容が書かれている。
中には、1分間に10回以上「しんでください」と書き込まれたものも。Aさんも、嫌だねと返事を送っているが、亡くなる直前まで嫌がらせは続いたという。