マグニチュード7以上の地震が想定されている海域活断層が、富山湾や能登半島周辺に15か所あることが政府の調査で分かりました。富山県の地域防災計画には、海域活断層による地震がもたらす地面の揺れ「地震動」の被害想定が反映されておらず、新田知事は「海域活断層の評価について検討を進めたい」としています。
これは、政府の地震調査委員会が発表した日本海側の海域活断層の長期評価で明らかになったものです。
調査委員会によりますと、マグニチュード7.0以上の地震を発生させる可能性がある長さ20キロ以上の活断層が富山湾と能登半島周辺には15か所あり、活動した場合、陸域では震度6以上の揺れ、または高さ1メートル以上の津波が起きる恐れがあるとしています。


能登半島地震の発生を受け、検討に時間を要する発生確率は盛り込まず、規模を前倒しで公表しました。