自民党の派閥による政治資金パーティー裏金事件のキックバックをめぐり、馳知事が国会議員時代に受け取った金額を収支報告書に記載していなかった問題で、神戸市の大学教授が2日付けで東京地検に告発状を提出しました。
馳知事は国会議員時代に所属していた自民党の安部派=清和政策研究会から、パーティー券収入のキックバックを受けていたにも関わらず、一部を収支報告書に記載していませんでした。
不記載の金額は、2022年までの5年間に819万円で、馳知事は1月、収支報告書への不記載があったことを認め謝罪しています。
馳知事はキックバックの使い道について、政治活動に必要な旅費や、事務所経費として支出したと説明していましたが、神戸学院大学の上脇博之教授は、2日付けで厳罰を求める告発状を東京地検に提出しました。
県の戦略広報課は「告発された事実について把握できていないのでコメントできない」としています。
