今回の施策の印象は

「国の思惑通りになればいいが、やってみないとわからない」

この言葉には、多少の戸惑いも感じられた。その理由は、このあと明らかになる。

ポータルサイトに依存する現状

自治体が寄付を受ける流れについて聞いた。すると。

「ポータルサイトからの寄付が99%と言っていい。以前独自のサイトを立ち上げて運用をしたがまったく集まらなかった。消費者目線で考えれば、便利なところから寄付するのは当然。ポータルサイトの存在は自治体にとっても重要」

インターネットのサイトを経由した寄付については自前サイトがあることが一番いいのは明らかで、この自治体はチャレンジしてみたそうだ。

しかし手間に見合う効果が得られない。結果、既存のポータルサイトに現在は落ち着いているのだという。