この時期はジャンボ唐辛子の他、ウリや赤しそなどを栽培していますが、ナスやキュウリといった夏野菜は作りません。


飯沼永遠くん:
「メジャーなやつばっかりだと、かぶってかぶってしょうがないじゃないですか。あと値段の競争になっちゃうし。だったら誰も作ってないようなスキマ品目じゃないですけど、やった方が売れるし」

頼もしい孫に祖父の春夫さんも期待を寄せます。

祖父 春夫さん:
「好いたように、嫌な時もあったりいろいろだよ。将来そのまま行ってくれれば後継者としてはありがたい」

収穫した野菜は直売所で販売するため、その日のうちに袋詰めして荷造りします。

JAの組合員は、自分の名前が書かれたシールを貼って出荷することができます。

飯沼永遠くん:
「穴開いたり悪いやつはチェックして、なるべくきれいな状態で出そうという気持ちになる」

父親の竜也(たつや)さん。

永遠くんの農業の師匠であり、よき仕事仲間です。


父親 竜也さん:
「最初の頃はやっぱ虫に食われたりとか、そういうのあったけど、最近はいいもん作るようになってきてね。もうここまでいくとライバルですよね」

永遠くんと竜也さんは毎朝一緒に出荷に出かけます。

JAあづみの直売所「ハイジの里」です。

朝7時の出荷時間を前に地元の農家が集まっていました。

みんな永遠くんの”お友だち”です。

農家仲間:
「中学生だと思っていない。だってもう1人前だもん」
「うちよりいっぱい作って売ってんだからさ。いないと寂しいよ」

永遠くんは年間を通して1万点もの野菜を直売所に出荷しています。

丹精込めて作ったジャンボ唐辛子と赤しそ。

慣れた手つきでいつもの売り場に並べました。

新鮮な野菜を購入できると地元の人や観光客に人気の直売所「ハイジの里」。

早速、永遠くんのジャンボ唐辛子を手にする人も。