東京23区に「記録的短時間大雨情報」発表

雨雲は夕方にかけて都心に近づき、東京・板橋区付近と練馬区付近、北区付近でも1時間に約100ミリの猛烈な雨が降り、午後6時半すぎから7時すぎにかけて、東京都に「記録的短時間大雨情報」が発表されました。
東京23区で「記録的短時間大雨情報」が発表されるのは6年ぶりです。

記者
「東京・練馬区です。道路が完全に冠水してしまっています」
冠水は板橋区でも。駐車場にある車の車体が半分以上、水に浸かっています。

撮影者
「(雨が)滝のような感じ。膝まで水と雨がきていて、スーツがびしょぬれですし。(バス停は)水没状態で、波が押し寄せている感じですね。身の危険を感じるくらいのやばさでした」
板橋区内を走る車からは大きな水しぶきが。ワイパーをかけても終わりがありません。

撮影者
「20分くらい買い物に行っていたんですけど、(店に)入っている最中に降り出して、本当にゲリラ豪雨みたいな感じ。『プールみたい』って子どもははしゃいでいたが、こちらとしてはヒヤヒヤでした」
板橋区では道路の脇に停まったトラックが。警察官が水の中に手を入れて、排水を試みていました。

トラック運転手
「こっちに入ったら冠水していて、そのままエンジンが止まっちゃって」
ーー水かさは?
「30~40センチくらいあったと思う」
都内の広範囲で帰宅ラッシュ時間を襲ったゲリラ豪雨。地面が白くなるほどの雨に、走って家路につく人の姿がありました。

記者
「午後8時半すぎの東京・赤羽駅前です。たくさんの人がバスを待って列をなしています」
北区・赤羽駅では横断歩道が冠水していて、警察官がバスを誘導する様子が。バスに遅れが出ていたため、タクシーも行列となっていました。

ーーどのくらい待っていますか?
タクシーを待つ人
「20~30分くらい。尋常じゃない雨だったので、しょうがないかなと思いますけど」