31日、帰宅時間を直撃した突然の豪雨。東京23区では6年ぶりに「記録的短時間大雨情報」が発表され各地で浸水などの被害が相次ぎました。

関東各地で局地的な大雨 膝の高さまで冠水も

関東各地を突然おそったゲリラ豪雨。

神奈川県・江の島では、プロジェクションマッピングをしている階段に滝のように水が流れています。埼玉県戸田市では、歩いている人の膝の高さまで冠水していて、車道側から波が押し寄せていました。埼玉県志木市でも、どこが車道かわからないほどに。車体が半分以上浸かり、立ち往生しています。

喜入友浩キャスター
「埼玉県朝霞市です。道路の中央に車が停まったままになっていますが、このあたりは冠水し、動けなくなったものとみられます」

別の場所でも、雨で動かなくなった車を警察官ら4人で押していました。

午前中から各地で猛暑となった7月31日。午後になると一転、午後2時半すぎの宇都宮市ではわずか15分ほどでしたが、視界が白くなるほどのゲリラ豪雨に見舞われました。神奈川県厚木市でも横殴りの雨に。突然の雨に、傘を持たずに走る人々の姿がみられました。横浜市・戸塚駅のホームには、屋根の隙間から大量の雨が流れ込みました。

午後2時の雨雲の動きを見てみると、北関東や神奈川に強い雨が降っていたことがわかります。その後、雨雲は埼玉方面に。埼玉・朝霞市では激しい雨とともに大きな雷鳴が。アンダーパスも完全に水に浸かってしまっています。

埼玉県の朝霞市、和光市付近、川口市付近では、1時間に約100ミリの猛烈な雨が降り、午後6時半すぎから7時すぎにかけて、気象庁が埼玉県に「記録的短時間大雨情報」を発表しました。

埼玉県警によると、大雨に関連する110番が約100件、そのうち車両水没の通報が約50件寄せられているといいます。