このうち、岩手中学校では年間を通して「盛岡福祉のまちづくり」をテーマに地域学習を行っています。

タブレットを使って、事前にヘラルボニーの取り組みについて学んだ生徒たちは7月12日、商品に込めた思いを知るためにヘラルボニーの広報担当者から直接話を聞く機会を設けました。

(広報 矢野智美さん)
「作家さんは周りの人がすごいね、すごいねと言ったとしても別に『我、関せず』という感じなんです。みんながいいねと言うからではなく自分がやりたいからやるんです。そのやりたいが突き抜けてアートになったり人の心を動かしたりするんです」

ヘラルボニーが最初に世に出した製品であるアートネクタイは紳士用品店の老舗「銀座田屋」で製造した高級シルク織物です。
そこには障害のある作家のアート作品に対する「リスペクト(=敬意)」が込められています。