(横山勇陀さん)
「ネットだとどんな感触かまでは分からないんですけど、触ってみるとツルツルしてて、きめ細かくて」
果たしてこのネクタイの価値を客に伝えることはできるのでしょうか?

(横山勇陀さん販売体験)
「シルク100%で触ってみれば分かるんですけど、結構ツルツルで。お客さんに積極的に話しかけていって、多少はお客さんも分かってもらったのが良かったと思いました」

1本3万円以上のネクタイを販売するのは容易ではありません。
それでも生徒たちは思いを伝える事の大切さ、そしてそれが相手に伝わった時の喜びを実感していました。
そして学習の目標だった福祉についても新たな視点を得たようです。

(横山勇陀さん)
「学習する前は欠落みたいな感じだったんですけど、習ってからは障害は個性みたいな、一つの力だと思いました」
障害という言葉のイメージを変えたいというヘラルボニーの思いは中学生たちにもしっかりと伝わったようです。

ヘラルボニーでは今後もこうした学習の機会を提供したいと考えています。