有力「0.25%引き上げ案」で為替・物価・預金・住宅ローンは?

片山薫 記者:
仮に利上げが行われるとどんなことが起きるのか見ていきます。

現在の0~0.1%程度としている政策金利を、0.25%に引き上げる案が有力だとみられています。

為替ですが、150円台半ばで推移しているものが152円台くらいまで円高に進むとみられています。それとともに物価は、年間1000円程度は押し下げる効果があるともみられています。預金では、仮に100万円を銀行に預けた場合、普通預金の場合は年間300円程度、定期預金(10年)の場合は年間6000円程度は利息が増える可能性があるそうです。

一方で、住宅ローンについては、4000万円のローンで年間3万円程度は支払額が増えるとみられています。(みずほR&T・酒井氏及びニッセイ基礎研・福本氏の試算)

早稲田大学教授 澤康臣さん:
今の生活に、どう関係してくるのかが一番気になるところです。色々なものを輸入して成り立っている国です。円安の影響で、ずいぶん物が値上がりしていますが、少しやわらぐということで、物価などに良い影響が出るのであればいいかなと思います。

ただ、一つ忘れるわけにいかないのが住宅ローンの話です。金利が上がれば、返済額が増える。国の借金にも似たような効果が現れてしまうと思うので、返済額が膨らんでいくことが考えられます。そうすると、お金の使い道が圧迫されるわけですね。

例えば、教育・福祉・介護などのお金が出せなくなる可能性もあるので、「利上げして良かった」という話だけではなく、今後のお金の使い道がどうなっていくのか議論を今まで以上に真剣に見ていく必要があるのではないかと思います。