三重大学・立花義裕教授が指摘「冷夏はもう起きない」

天野さんの指導教官の立花義裕教授は、今後も南北傾斜高気圧は頻繁に発生するとみていて、東北地方で冷夏はもう起きない可能性が高いと指摘します。

三重大学大学院 立花義裕教授:
「特に東北地方の人は、猛暑があったっていつか冷夏が来るかもしれないと、コメが不作になったら困りますよね。ですから、たぶん(冷夏は)無いだろうと言いきることは、これは非常に生活者にとって大事なメッセージだと思いますので、そこがこれまでにない研究だと思います」

三重大学大学院 立花義裕教授

この研究結果は、去年8月にアメリカの学術雑誌に掲載され、その後、国内外の学会でも注目されています。