電車の中は満員状態!

リポ―ター「すごい!オレの知っている南鉄じゃない!」

たくさんの人で満員状態。その多くは台湾からの観光客でした。

ー海外からのお客さんは増えてますか?
ツアーガイド
「結構増えていますね。いま台湾ちょうど夏休みなので。地震の前はちょこちょこツアーをやっていたんです。駅の雰囲気も変わりまして、すごく新しくなって、ツアーを頑張りたいという気持ちです」

合志市からの乗客は。
「全線再開前からすると本当に、便利」

車窓から見える阿蘇の景色

阿蘇の風景を楽しみながら乗ること約30分。たどり着いたのは、去年4月にモダンな装いで再出発した『高森駅』です。

ー乗車数も増えている?
南阿蘇鉄道 鉄道部長 中川竜一さん
「令和4年度に比べますと、普通列車に限ってはですね。 約2万6000人だったのが、11万7000人と約4倍ほど」

海外の利用客は2万4000人以上にもなるそうです。

リポーター「僕も待ち望んでいた一人なので、家族みんなで利用させていただきたいと思います」

今年の4月からは駅前で、地元のキッチンカーの出店が始まりました。

観光案内所の『高森観光推進機構』では有料で電動キックボードのレンタルを行っています。(1時間1000円(税込)~※要普通免許・原付免許)

全線開通1周年に合わせて旧駅舎跡地に建てられた「高森駅交流施設」も7月に開館しました。

白く高い建物『南郷檜の塔』

施設内には、落ち着いた雰囲気のラウンジスペースに、引き立てのコーヒーなどが飲めるカフェが用意されています。

また図書コーナーもあり、今後自由に読める漫画などを取りそろえるほか、緊急時の避難場所としても活用されます。

高森町役場 本川宰さん「観光客だけではなく地元の方。地元の高校生とかが、いっぱい使ってもらえるといいなと思っています」

リポーター「ぼく(旧蘇陽町)出身なので 南阿蘇鉄道通ってただ帰るだけの通過点になっていたので、高森駅だけでも、楽しめる場所になってきたんだなとすごく思います。南鉄の引き立てコーヒー飲みたいもん」