繰り返されるバス事故はなぜ起きてしまったのか。日本交通事故鑑識研究所 大慈彌 (おおじみ)雅弘代表に聞きました。
(CBCテレビ「チャント!」大石邦彦アンカーマン)
「出口に向かっていたが、ハンドルを左に切って、分岐点にぶつかったという証言もがあるが?」
(日本交通事故鑑識研究所 大慈彌雅弘代表)
「これだと(壁などに)ぶつかるニアミスが起こると思って、ハンドルを左に切ったことが考えられる」
その上で大慈彌さんが、いま一番可能性として高いと思う事故原因は…
(日本交通事故鑑識研究所 大慈彌雅弘代表)
「(運転手が)脱出できなかった理由を考えると何らかの身体的理由があったのではないか。脳梗塞や心筋梗塞も1つ考えられる」
事故を起こしたバスの前方の破損状況などから分析すると、速度は50キロほどしか出ていなかったと見る大慈彌さん。
運転手が挟まって運転席から脱出できないほどの破損ではない上、事故の衝撃が原因で命を落とすことは今回のケースでは考えにくいのではといいます。
いずれにしてもバスの乗客の命が失われた大事故。
(CBCテレビ「チャント!」大石邦彦アンカーマン)
「今回のような事故を未然に防ぐことはできなかったのか?」
(日本交通事故鑑識研究所 大慈彌雅弘代表)
「障害物があったらハンドルを切って避けるとか、自動運転、アシスト的なものが必要になると思う。それしかないんじゃないかと今回の事故を見て思う」