思想を国政へ反映させるため「身元はある程度経ったら明かす」

ーー政界戦略を立てて近づく、政治家の懐に入り込んだタイミングで、旧統一教会の関係者ですよと明かす。『よく知らなかった』は怪しいので、今後どうやって国民の疑念を晴らすのでしょうか。政治家の皆さん関係について『知らなかった』という方が非常にたくさん多いですよね?
「よく考えないといけないのは、旧統一教会が近づいてる目的は元々彼らは伝道・布教を目的としてるんですよね。近づく目的は政治家とできる限り自分たちの思想とを一致させて、それを国政に反映させていくということを目的としてます。必ずですね、自分たちの身元はある程度経ったら明かすんですよ。1回だけ祝電を打ったぐらいだったらまだいいんですけど、これが2-3回と関係が深まれば、『絶対知らなかった』『違法性ある団体とはわからなかった』というのはちょっと通じないというふうに思います」
ーーある程度、関係が築けたら、『実は私こういうものなんですよ』というのは、大体明らかにするんですか?
「内偵して統一教会の教え、思想、考え方を受け入れてもらって、それを国政に反映させてもらわないといけないですから」
ーー実際に多田さんも元信者でいらっしゃいますけど、ご自身でもご経験があるということなんですか?
「選挙に関して私がそんなに関わっていないんですけど、彼らのやり方は、もう基本的にそういうやり方ですので、それはおのずと発想は同じで、いわゆる政治部門の布教という観点で考えることが必要だと思いますね。2-3回も、繋がりがあったと、本当に1回だけだったら、まだそうなのかなと思いますけど、今後調べてもっと付き合いがあるとわかった段階で『知りませんでした』って言ったらそれはないんじゃないのと私は思います」