7回くらい性交渉 恋愛感情はなかった

2024年3月26日。当時13歳だった実の娘と性交渉を繰り返し妊娠させたとして、不同意性交の罪に問われた父親の初公判が、松山地裁で行われた。

「間違いありません」

年齢は40代くらいだろうか。被告として証言台に立った男が、起訴内容を認めた。

裁判では、プライバシーに配慮するため、登場する人物の名前を伏せられたまま進行されたことから、被告となった父親の氏名や年齢は分からない。

検察官による冒頭陳述が行われる。

被害者となったのは、離婚した前の妻との間にもうけられた娘だった。被告人の供述が読み上げられる。

「これまでに7回くらい性交渉をした。恋愛感情はなかった」
「被害者と性交渉を重ねるうち、罪悪感が薄れていった」
「妊娠してはいけないと思い、避妊具をつけた」
「家族らに迷惑を掛けて申し訳ない」