涙をのんだ東京五輪 一度は引退も視野に

大舞台のプレッシャーにのまれ、演技を中断。優勝候補筆頭だった森選手はまさかの予選敗退に終わりました。

森ひかる選手(東京五輪直後)
「オリンピックの1か月前くらいからジャンプも跳べなくなってしまって。本当にここの舞台に立てないかもしれないと思ったが、たくさんの方が支えてくださいましたし、応援してくれて感謝の気持ちでいっぱいですし、ここの舞台まで来た自分を褒めてあげたい」

厳しい結果を前に、一度は“引退”も考えた森選手ですが、3か月後には世界選手権の団体で金メダルを獲得し、その後、現役続行を表明。

金沢学院大学卒業式

翌年の大学の卒業式では「色々な経験をしてみてそのうえでやっぱり私はトランポリンが好きで、トランポリンが楽しいという気持ちを取り戻すことができた」と振り返りました。