気象予報士解説です。来週は連日、体温並みの37度と、異例の暑さが続く予想ですが、なぜこんなに暑い日が続くのでしょうか?

原因の一つがこちらです。29日の上空の太平洋高気圧の予想を見てみますと高気圧の中心が九州のすぐ西に予想されています。

暖かい空気を持った背の高い高気圧に、すっぽりと県内は覆われる予想です。このような状態が来週は続きそうです。

高気圧に覆われるところでは、強い下降気流があり、空気が圧縮されることで温度が上がっていきます。また、晴れが続いて強い日差しもあることで、猛暑が続く予想です。

週間予報では、27日は日中雲が広がったり、通り雨の可能性がありますが、28日から8月2日にかけては晴れマークが並んでいて、夏空が続きそうです。

鹿児島市の日中の気温は、27日は35度、28日は36度。29日から8月2日は5日連続37度、これほど鹿児島市で37度が続いたことは過去にはありません。

そして、今後の暑さについて、こちら気象台は九州南部の長期間の高温に関する情報を今日発表しました。

薩摩、大隅、種子島・屋久島地方では、今月上旬から気温の高い状態が続いていて、今後さらに1か月ほど続く予想です。今月上旬の平均気温は、統計開始以来最も高く記録的な暑さとなっています。今後も暖かい空気に覆われて気温の高い状態が続きそうです。

農作物の管理や熱中症などに注意をしてください。