全部正しい数式なのに、ワイルドな感じ…
小さい頃からこだわりが強く、自分のルーティンが崩れるとパニックに陥ることもあるといいます。
父・史樹さん「こういうメモひとつでもなくなったら『あれ、どこいった』って言うんですよ。私たちにしてみれば、それ何って話なんですよ。捨てられないんですよ、うかつに」
母・多恵子さん「面倒なことがないように」

父・史樹さん「そこから始まって、でもそのうちにこれ何かになるんじゃないかって。彼の自己表現なんですよね、ひとつの」
【去年7月・ばーと◎とやま】
林さんたちは、去年7月、樹吹さんのノートを見てもらいたいと、「県障害者芸術活動支援センターばーと◎とやま」に持ってきました。

ばーと◎とやま・米田昌功さん「何の数かってなんか予想つきます?」
母・多恵子さん「電卓打ちながら、計算式とか計算ばっとして、それを書いたりとか」

ばーと◎とやま・米田昌功さん「あ、合ってる、あ、合ってる」

ばーと◎とやま・米田昌功さん「なんだろう、全部正しい数式なのにワイルドな感じは。野生の数式」「これすごい、おじさんこの作品すごい好きなん。貸してもらってもいい?いろんな人に見てほしいなと思って」
樹吹さん「いい」
ばーと◎とやま・米田昌功さん「ありがとう。よろしくお願いします」
Q飾ることになったのどう思いますか?
樹吹さん「うれしい。あとで家に持ってく」
母・多恵子さん「あ、でもうれしかったんだ、よかった」