神舞の見せ場・海上の神事支える若手



祝島の男性
「このまままっすぐ!もうちょいもうちょい!まだ行け!」

島の大人が集まり小屋から出すのは、「櫂伝馬」。
「神舞」の見せ場で、海の上で執り行われる「入船」や「出船」の神事に使われる船です。
長さ11.5メートル、幅2.2メートルで、30人がかりで運び出すのがやっとです。
そこには、若い男性の姿がありました。



広島県で生まれ育ち、広島大学の大学院に通う出田涼也さん、24歳。
祖父の資さんが祝島に住む縁で手伝いをしています。

記者
「こうやって帰ってくるあたりどうですか」



涼也さんの祖父 出田資さん
「楽しみなんですよ、帰ってくれたら。若い人があんまりいないからしっかり頑張ってほしいですね」