安比高原のブナは、冬に積もった冷たい雪解け水を1本あたりおよそ7トンも蓄えていることから夏でも気が冷たく、森林の外と中とでは気温に差が出るといいます。
ブナをよく見てみると黒い線が入っている木がところどころにあります。

(三角勝之さん)
「ブナの木というのは水との付き合い方が上手い木で、雨が降ってくると(水が)葉っぱから木の枝に伝わって流れてきて、いろんなところから伝わってきた水が一か所に集められます。(その水が)筋になって根元まで水を流します。この跡は雨の日に水が流れた跡で、樹幹流と呼ばれています」

雨の日やその後にしか見ることのできない特別な光景です。
森林浴を楽しんだ後は、あるものを味わいます。