仙台市若林区の河川敷。小釜選手は普段よくここで練習をしているそうです。

パラトライアスロン 小釜莉代選手:
「バイクは1日70キロとか。バイクの日はバイクって決めて走れるだけ走って。ランは1日10キロくらい。スイムは2500、3000mいったらいい方ですね」

彼女が取り組むのは、「スプリント」という総距離がおよそ30㎞の種目。トライアスロンの中では短距離走とも言われますが、その分スピード感が求められます。
小釜莉代選手:
「(子どものころから)かけっこは基本一番しかとったことなくて。やっぱり気持ちいいので、走るのが。一番でゴールするっていうのが」
小釜選手は京都府出身。先天性の左上肢機能障がいがあります。

東北大学理学部進学をきっかけに宮城にやってくると、大学の陸上部ではキャプテンも務め、陸上選手として活躍しました。陸上一筋だった彼女が2年前にパラトライアスロンの道へ。そのきっかけは意外なものでした。