JR仙台駅西口の旧さくら野百貨店仙台店の建物の解体が、11月から本格的に始まることが分かりました。解体工事は2027年6月頃までの見込みです。

JR仙台駅西口の旧さくら野百貨店仙台店は2017年2月に自己破産して営業を終了しました。2020年3月には、大手ディスカウントストア「ドン・キホーテ」の運営会社=パン・パシフィック・インターナショナルホールディングスが土地と建物の8割を取得して再開発に名乗りを上げましたが、建設資材の高騰などから計画は事実上白紙化され、もとの建物も長くそのままの状態となっていました。

解体を請け負う業者によりますと、10月1日から工事に着手していて、11月からは本格的に建物の解体作業を始めるということです。まずはアスベストの飛散や解体した建物の落下を防ぐため足場やパネルを設置し、工事は2027年6月頃まで続く予定です。

一方、パン・パシフィック・インターナショナルホールディングスによりますと、解体した跡地の活用方法は決まっていないということです。