◆「認知症かもしれない」


「認知症かもしれない」河野さんは、とっさの判断で進路を変えました。

「まだ電車があるから小倉駅に行きましょう」と告げて。

男性を乗せて、駅前の交番に行った河野さん。警察官に男性の保護を依頼し、男性はその日のうちに無事、家族のもとに戻ったということです。


◆「本人の命を救った」感謝状


福岡県警小倉北警察署は7月24日、行方不明者の安全確保に大きく貢献したとして、磯辺芳文署長が河野さんに感謝状を送りました。

磯辺署長は、「本人の命を救ったし、ご家族の安心も早期に確保できた、本当にありがたい」と述べました。