新型コロナウイルスの患者数が、全国で増加しています。厚生労働省が全国およそ5000の医療機関から報告されている患者数は、7月14日までの1週間で5万5072人。1医療機関あたりでは『11.18人』と、10週連続の増加となりました。

コロナ検査、なぜ拒否? 検査費や薬代の経済的な負担が理由か

上村彩子キャスター:
取材をしたインターパーク倉持呼吸器内科の倉持仁院長は「7月に入って以降、週を追うごとにコロナ陽性の患者が増加している」と話します。

一方で「コロナウイルスの感染が疑われる患者の中には“自分は熱中症”と主張し、検査を拒否したケースもある」ということです。どうしてこのようなことが起きているのでしょうか?

まず、新型コロナウイルス感染と“認めたくない”理由で大きなものとしては、5類に移行したことで、経済的な理由もあるそうです。それぞれ3割負担でPCR検査は約6000円、抗原検査は約2000円となっています(Nスタ調べ)。

さらに、陽性と診断されて処方される経口薬は5日分・3割負担の場合、ゾコーバは約1万5600円。パキロビッドパックは約2万9700円、ラゲブリオは約2万8200円で、3割負担でも3万円近くの金額がかかってきます(Nスタ調べ)。

また、感染した場合に厚生労働省が外出自粛を推奨している日数は、発症日を0日目として5日間です。5日経っても症状がある場合は、症状が軽快してから24時間程度は外出自粛が推奨されています。

陽性と診断されると、学校や会社を休まなければならない。自分の予定も変えなければいけない。そんな心理的な負担もあるそうです。

倉持先生は「診察した患者の約半数が検査を敬遠している傾向。経済的な負担も大きく、薬を断る患者も多い」と話しています。

井上貴博キャスター:
確かに、今はまだ新型コロナウイルスの治療薬は高いので難しいところはありますが、変異を繰り返しているので、感染力は強いけれども重症化しにくくなっているという事実もあるんですよね。

オンライン直売所「食べチョク」代表 秋元里奈さん:
周りでも結構、コロナにかかっている人が最近増えたなという実感はありますが、みんな軽症なので、そんなに大きくなっていないなと思います。

ただ、やはりコロナの渦中のときの「高齢の方に会うときは気をつけましょう」みたいな意識は、少し薄れているなとは感じます。私はちょうど週末に99歳のおばあちゃんに会いに行くので、改めて気をつけないとなと感じます。

ホラン千秋キャスター:
コロナウイルスだけではなく、さまざまな感染症があるので、その一つ一つがリスクになる世代の方々もいらっしゃるわけですものね。

オンライン直売所「食べチョク」代表 秋元里奈さん:
あのときは結構みんな意識していたと思いますが、人によってはかなり緩くなっているかなと思います。

もちろん若い人同士だったらいいのかもしれませんが、高齢の方や重症化リスクの高い方と会うときは、昔を少し思い出しながら気をつけていきたいなと思います。