
三浦良介 記者
「うなぎの価格が高騰する中、うなぎ専門店のほぼ半額の値段でうな重が食べられる店が福岡にも続々とオープンしていて、多くの人で賑わっています。」

今年2月、福岡市中央区渡辺通にオープンした「鰻の成瀬」です。

うなぎが半尾のうな重は1600円。1尾がのったうな重は2600円と老舗うなぎ店のほぼ半額の値段で提供しています。
去年2月からフランチャイズ展開をはじめた鰻の成瀬は、およそ1年半で全国230店舗まで拡大しました。
福岡県には九州初出店となった渡辺通店のほか、大橋店や姪浜店など現在9店舗。来月までに西新と筑後市にもオープンする予定です。

利用客「おいしいです。リーズナブルで少し贅沢なランチという感じがあっていいのかなと思います」

韓国からの観光客「めっちゃ、おいしいです」
提供するうなぎは中国やタイなどから輸入した養殖のニホンウナギ。
なぜ、ここまで価格を抑えることができるのでしょうか?

鰻の成瀬渡辺通店 日高涼太 店長
「職人さんを雇わずに特別な機械を使って誰でも同じ味でうなぎを提供できるようにしています。」

加工場で製造した蒲焼きを店舗では専用の機械で蒸して焼き上げるだけなので、職人を必要とせず、人件費を削減。
さらに、料理を提供するまでにかかる時間は10分以内なので、客の回転率を上げられます。
また、繁華街から少し離れた立地で、閉店した飲食店など居抜き物件を活用して出店することで、開店資金や家賃などの固定費を安く抑えることができています。

鰻の成瀬渡辺通店 日高涼太 店長
「元々ここはカフェですね。内装もこのままで設備投資を抑えてやっています。うちのうなぎを食べて元気にこの暑さを乗り切って頂けたら嬉しいです。」
鰻の成瀬渡辺通店では半数以上の客が韓国からの観光客だということです。