土用の丑の日と言えば「うなぎ」。近年の価格高騰で買いづらくなっていますが、近い将来、大きくておいしいうなぎを“安く”食べられる日が来るかもしれません。うなぎ評論家・高城久さんが“うなぎ界のノーベル賞級”と呼ぶ発明とは?うなぎの今について情報をまとめました。

値上がりするうなぎ…稚魚の漁獲量は約60年前の約30分の1

 今年のうなぎは、高かったと言われた去年より値上がりしています。その理由としては、市場に流通しているうなぎの99%が「養殖」で、天然の稚魚「シラスウナギ」から育てているのですが、このシラスウナギがとれなくなっているためです。

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 約60年前は232トンあったシラスウナギの国内漁獲量は、乱獲などで減少し、現在は7トン。絶滅危惧種に指定されましたが、今も減少の傾向にあります。