アメリカ海軍

アメリカ海軍もフィリピン周辺にある2つの熱帯じょう乱についての進路予想を発表しています。このうち台風3号に関する進路予想は、気象庁と同じような傾向となっています。風速予想をみると沖縄の南海上で急速に発達する予想です。

ちなみにアメリカ海軍の最大風速はノット表示です(1ノット=約0.514m/s)。ただアメリカ海軍と気象庁では最大風速の定義が異なるため、気象庁の最大風速と単純に比べることはできません。(アメリカ海軍(1分平均風速)の方が、気象庁(10分平均風速)よりも大きな値となります)
アメリカ海洋大気庁
気象庁の進路予想で示される予報円は「その時刻に台風の中心が入る確率が70%」であることを意味しています。予報円の大きさは進路予想のブレ幅を表しています。
台風の進路予報は「アンサンブル予報」という手法で行います。数値予報の計算に使う最初の値をわずかに変えたものを複数計算して、その平均やばらつきの程度といった統計的な情報を用いて進路を確率的に予想するものです。

アメリカ海洋大気庁のアンサンブル予想の結果では、このあと台風は北上する予想ですが、その進路コースの幅は西は台湾北面から東は南西諸島方面までブレ幅はまだ大きな状況です。ただ来週にかけて東シナ海へと北上する可能性はありそうです。