香川県は、南海トラフ地震の被害想定を10年ぶりに見直すことになり、有識者による第1回の検討委員会が17日開かれました。国の動向をふまえて見直されるものです。

香川県が10年前にまとめた被害想定では、死者が最大6200人、負傷者1万9000人などとされています。

検討委員会では、今後、県の防災対策の進捗状況をふまえつつ、地盤や海域、建物の分布など最新のデータを活用して推計した震度分布や津波高などから人的被害などを検討します。

(県地震・津波被害想定検討委 金田義行委員長)
「能登半島地震の教訓、さらには科学技術みたいなものの進展がありますので、それらをきちんと活用することで新たな被害想定を見直すと」

検討委員会では来年7月ごろをめどに新たな被害想定をとりまとめる予定です。