株取引などで利益が得られると嘘の投資話を持ち掛けられた沖縄県在住の男性が、約2億円を騙し取られるSNS型の投資詐欺事件が発生した。

沖縄県警によると、県内でも頻発しているSNS型投資詐欺事件のなかで、過去最大の被害額。

男性は自分が振り込んだ金や「配当」を1度も引き出すことがないまま、19回にもわたり約2億円を振り込んだという。なぜここまで被害が大きくなったのか、事件の経過を見ていく。

警察によると被害を訴えているのは沖縄本島南部に住む自営業の男性(50代)。


男性は去年11月、LINEアプリ上で投資コンサルタントを名乗る人物と繋がり、投資話をする関係になった。

男性はその翌月には、「30%以上の予想収益を得られます。強気株を予約されますか」と話を持ちかけられ、アシスタントだという別の人物を紹介されたという。

そして今年2月から3月にかけ、嘘の投資話を信じたまま、「アシスタント」に指定された複数の法人口座に、18回に渡り約1億8800万円を振り込んだ。