途中で疑うことはなかったのか。

男性は、「アシスタント」ともLINEでやり取りをしていて、“6億円の利益が出ている”という画像が送られてきたところで、男性は出金希望を伝えた。

するとこう伝えられたという。

“アシスタント”名乗る人物
「納税の必要がある」「更に700万円を」


男性は700万円を振り込んだ。これが19回目の振込だった。

しかし出金されることはなく、「審査中」と濁され、対応が途切れたことから男性は詐欺事件として今年3月に警察に相談した。

男性は「投資コンサルタント」を名乗る人物とも「アシスタント」なる人物の顔も見たことがないまま、ここまで被害が大きくなった。

警察は、SNS型投資詐欺事件としてLINEアカウントや銀行口座を調べるなどして捜査している。

こうしたSNS型投資詐欺は沖縄県内で頻発していて、今年に入って40件以上発生している。すでに1年間の発生件数として過去最多を記録していて、被害金額は今回の事件を含め約6億円にものぼる。


警察は、SNSを通じて知り合った相手からお金や投資の話が出たら「必ず詐欺を疑って」と注意を呼び掛けている。

また振込や送金の前に一度立ち止まり、家族や友人、警察に相談するよう勧めている。