生鮮カツオの水揚げ27年連続日本一を誇る宮城県の気仙沼港では今シーズン、秋に獲れる「戻りガツオ」並みに脂の乗ったカツオが、連日水揚げされています。専門家は「海流の渦」が影響していると指摘しています。
気仙沼市で7月13日から開かれている「かつお祭り」。この日は、気仙沼港に水揚げされたカツオの握り寿司が振舞われ、長い列ができました。

訪れた人:
「口の中でカツオがとろけるような味がしてとてもおいしかった」

今シーズンのカツオは例年とは少し違います。気仙沼港では5月の初水揚げ以降、カツオが順調に水揚げされています。通常この時期は赤身が多くさっぱりとした味わいが特徴ですが、今シーズンは脂が乗っていると言います。
買受人:
「例年だとこの時期では考えられない脂の乗りで『戻りガツオ』と遜色ないような脂の乗りになっている」
カツオの群れにも違いがあると漁師は話します。
竜喜丸(宮崎県籍) 日高陽祐漁労長頭:
「例年よりも北の方面、北海道の沖合いで獲れて、時計回りに回っている潮の中にカツオがいる」

いったい何が起こっているのでしょうか。