2019年の台風19号で被害を受け宮城県丸森町で行われている河川や堤防の復旧工事現場が17日、報道機関に公開されました。

公開されたのは丸森町の新川流域で行われている復旧工事現場です。

この現場は2019年の台風19号で大きな被害を受け、現在は、堤防を強化する工事に計画の7割の区間で着手しています。当初、工事は今年度中に完了する予定でしたが掘削により発生した土砂の処理などのため、来年度中にずれ込む見込みだということです。

東北地方整備局宮城南部復興事務所 八重樫博男副所長:
「工事の担い手となっている建設業の皆様の知恵も借りながら、いかに安全に工事を進めていくか。令和7年度、令和8年度という期限の中で工事を終わらせる」

東北地方整備局宮城南部復興事務所 八重樫博男副所長

また、現地では流れ出た土砂をためておく遊砂地3カ所と上流からの土砂の流出を防ぐ堰堤10カ所の整備が進められていて、このうち堰堤1か所の工事が完了しました。

東北地方整備局はこの砂防事業について2026年度中の完了を予定しています。