シャンソンを愛し、駆け抜けた日々 きっかけは「愛の讃歌」
2人が出会ったのは5年前。高橋さんの演奏する「愛の讃歌」に惚れ込んだ蓮井さんがユニットを組んでほしいと声をかけました。
2020年3月にユニットを結成し演奏活動を重ねていましたが、2021年秋、高橋さんに乳がんが発覚。
その後、手術や抗がん剤治療などを乗り越え、高橋さんと蓮井さんは、音楽を諦めることはありませんでした。
2023年7月、30年以上の伝統ある「岡山パリ祭」出演権をかけたオーディションにも挑戦しました。
優勝を掴み取り、10月の本番に向けて練習を重ねていた最中、がんが再発しました。骨転移でした。
それでも、高橋さんは諦めませんでした。本番では、人生の苦悩を歌う「パダン・パダン」をドラマチックに表現し、割れんばかりの拍手に包まれました。
