将棋の藤井聡太七冠が2つ目となる「永世称号」資格の獲得を目指す王位戦の第2局が北海道函館市で始まりました。

藤井七冠が渡辺明九段の挑戦を受ける「王位戦七番勝負」の第2局は、17日午前9時に渡辺九段の先手で始まりました。

(藤井聡太 七冠:16日)
「2日間の長い戦いになるので一手一手読みを入れて、皆さまに楽しんでいただけるような将棋を指せれば」

先に4勝した方がタイトルを獲得する王位戦。

第1局は同じ局面が4回現れ膠着状態になる千日手(せんにちて)が成立。

指し直しの末、藤井七冠が最終盤にAIの勝率1パーセントから大逆転で勝利しました。

(渡辺明 九段:16日)
「自分にとっては残念な結果だったが、1年ぶりにタイトル戦に出ることができ、非常に大きな反響を頂いて励みになった。17日からの第2局で頑張っていければ」

現在「王位」4連覇中の藤井七冠。

王位戦は5連覇するかトータルで10回獲得すると「永世称号(えいせいしょうごう)」の1つ「永世王位」の資格を得られます。

この第2局で「永世王位」に前進するか、渡辺九段がタイに戻すか注目されます。