二人の関係 「唯一の友人」→「債権者、債務者の関係」に

二人は、互いのことをどう思っていたのか。

検察によると取り調べの際、和美被告は岡村被告のことを「唯一の友人」と話している。(7月5日の初公判 検察側冒頭陳述)

しかし、7月16日の裁判では、違う表現をした。

弁護人 岡村被告との関係をどう思っていますか?
辻和美 被告  ―債権者、債務者の関係だと思っています

一方、岡村被告は、和美被告との関係について「大親友です」と大きな声ではっきりと答えた。(7月9日 岡村被告の証人尋問)

7月16日の裁判で和美被告は、知人の岡村被告のことを「おかむらさん」と呼んでいたが、何度か「えみちゃん」と呼ぶ場面もあった。いまだ見えてこないふたりの関係。借金の有無、送金の意味。

そしてなぜ、姉のつぐみさんは亡くなったのか。次回の公判は7月18日、和美被告の被告人質問が続けられる。

RKB毎日放送 記者 浅上旺太郎

後日開かれた岡村被告の裁判では和美被告が証言台に…
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